a World in a World内DoZunの日記です
そのギアス
一週間くらい書こう書こうと思って先延ばしにしてました。すみません。


小説
お茶を濁す手段であった『はーふ・あんど・はーふ ぷらすいち。』が現在ストック四話。もう一話書けたら公開します。
……これ言って何度先延ばしにしてきたことか。
遅くとも一週間以内に更新します。


アニメ
『コードギアス 反逆のルルーシュ R2』が完結。と言っても既に一週間前、現在は秋冬の新作アニメが既に始まってしまってたりしますが。
さて、色々と勿体ない点はあったものの、概ね満足。やっぱり谷口監督作品はかなり肌に合ってるみたい。とはいえ、今のところ見たのは『スクライド』、『ガン×ソード』と合わせて三つなのですが。

残念だったのは、やっぱりルルーシュの弱さでしょうか。まあ、そういう弱さがあるからこそ、この作品は面白かったんですけど。
よく言われることですが、R2ではルルーシュは凹んでは立ち上がり、立ち上がってはまた凹んで、を繰り返します。
やっぱり、視聴者としては強い主人公を求めてしまうのは仕方のないことなわけで。そういう意味で、即位後のルルーシュは良かったかと(意志の強さという観点に限ってのみですが)。
「撃っていいのは、討たれる覚悟がある者だけだ」
これは作品を象徴する台詞ですね。この台詞こそがゼロ・レクイエムを最も端的に表していると言えるでしょう。
自らの命だけでなく、積み上げてきた過去、手に入れられたかもしれない未来全てを捨ててそれを達成したルルーシュの強さには目を見張るものがあります。
けど、いくら自分が悪になるためだとはいえ、流石にあれはやり過ぎだったように思われます。なんていうか、やってることはシャルルに近いんですよね。
嘘をなくすために時間を止める。戦争をなくすために戦争をする。本末転倒でしょう。
押しつけの善意であって、ルルーシュの真意を知らない者からすれば、それは悪意と変わりありません(尤も、それもルルーシュは自覚しているのかもしれませんが)。
未来を肯定するといっても、ルルーシュは数多の人間の未来を否定しているわけで。最後の戦争といっても、実際、戦争がなくなるわけではないと思うんです。ゼロ(スザク)が死んだ後は?ルルーシュの記憶が薄れた後は?結局、短期的には戦争はなくなるでしょうが、そう易々とはいかないと思うんですよね、結局のところ。
まあ、ブリタニアと日本が友好関係を築き上げたように、各国が足並みを揃えることが出来れば、それも実現するのかもしれませんが。
ただ、ルルーシュの物語としては、これでハッピーエンドなのでしょう。そういう意味で、『コードギアス 反逆のルルーシュ』という作品は綺麗に終わったのかな、と。

そして大どんでん返しの扇ジャパン。……なんて言うか、あの集団、ゼロがいなければとんだ無能の集まりですよね。
シンクーは優れた武官でもあるから、どうしても戦場に立たなくてはならないわけで。そうなると、全体をまとめるのが誰かと問われれば、最古参の扇になってしまうんですよね。
扇って、ディートハルトが言った通り、基本的には無能なんですよ。その能力に見合わない高い地位に就いてしまったわけですね、扇は。しかも最後には本当に日本の首相に落ち着いて名実共に扇ジャパン結成。最初は局地的なネタでしかなかったはずなのに。

この作品、キャラの評価が前半と後半とで逆転してる気がする。
たとえば、スザクなんてウザクとか呼ばれるくらいだったのに、ゼロ・レクイエム編ではルルーシュとタッグ組んで大活躍だし。フレイヤキャンセルのシーンとかラストのルルーシュを殺すシーンとか、かなり好き。前者はわかりきった結果でしたが、スザクならばやり遂げると信じていたルルーシュとルルーシュならば計算を成功させると信じていたスザク、正しく二人が力を合わせれば不可能などない、というルルーシュの言を証明してみせたシーンですしね。
あと、忘れちゃいけないのがロロ。シャーリーを殺した罪は当然裁かれて然るべきですが、命を賭してルルーシュを助けたことで、彼の評価は鰻登り。間違ってるよなあ、とか思いつつもあのシーンのロロは輝いてました。ロロだけはゼロでもなくルルーシュ・ヴィ・ブリタニアでもなく、ルルーシュ・ランペルージのために戦っていた、というのも泣かせるところ(泣きませんでしたが)。
あとはカレンですかね。ラストでは完全に戦う理由が恋する乙女でしたし。自分を切り捨てたルルーシュが許せない、どうして自分を切り捨てたのかが知りたい……というだけでしたし。その分、最後の最後でルルーシュの真意を理解し、「Re;」のタイトル通り、ルルーシュの願いに対してただ一人答えを返した、というのは良かったです。
ナナリーなんかは、R2終盤で一気に評価ガタ落ち。なんというか、守られてばっかりだったキャラが突然出しゃばり始めたっていうのが。ルルーシュが嘘を吐き続けてきた理由を考えようともせず、真意を知ろうともしないまま、盲目的にシュナイゼルに従う。確かにナナリーにも考えがあったのでしょうが、考えが甘いと言わざるを得ません。……そういえば、ナナリーもギアス持ちなんでしょうかね。ラストでサイコメトリーしたこととか考えると。V.V.が授けた能力とか?まあ、ただのご都合主義でも構いませんけど。

逆転してるといえば、ルルーシュとスザクの生死もそうですね。
生きるために戦っていたルルーシュと、死に場を求めていたスザク。
しかしルルーシュは世界のために死を選び、スザクは世界のために生き続けねばならない。
皮肉といえば皮肉ですが、それでこそ二人にとっての罰なのかな、と。
ルルーシュとスザクは共犯です。二人の罪は、ゼロが一生を掛けて償うことになるのでしょう。


結論を言ってしまえば、かなり満足。何だかんだでちょくちょく見返したりしてますしね。


今日の名言
「そのギアス……確かに受け取った」(枢木スザク / コードギアス 反逆のルルーシュ R2」
厳しい……
えー……大変申し訳ないのですが。『andante』の今月中更新は難しいと言わざるを得ない状況になりつつあります。
というのも、色々と忙しくて、殆ど自宅PCに向かう時間がなかったり、向かってたとしてもワードやらエクセルで作業してばっかだったり(ちなみに、小説を書くときはVertical Editor使ってます。おすすめ)。というわけで、小説自体書く暇が取れてないんですね、はい。
一応、今はちょっと余裕出て来たので、カタカタやってるわけですが。……こんなことやってないでさっさと続き書けって話ですね。
問題は時間だけじゃなくて、長いこと遠ざかってた反動か、ラブコメがうまく書けないんですよね。
以前にも書いたかもしれませんが、シリアスものはとにかく情報量を詰め込むタチでして。ラブコメはそこから出来るだけ情報を削除したり、一人称で軽い感じの文章を書くように心掛けているのです(それが反映されてるかは微妙ですが)。
暫くの間、マブラヴSSばっかり書いてた所為で、ラブコメ仕様の文章がなかなかしっくり来ないわけで。
試行錯誤しながらやってます。


一応、来月の頭には最悪でも『はーふ・あんど・はーふ ぷらすいち。』を二話ほど掲載するつもりです。
もうしばらく見捨てずにいていただければ幸いです。
……いや、だから
ここで新ネタ考えるとか、きっとおかしいから。
どうしてラブコメばっかり新ネタ出て来ちゃうんでしょうね。漫画とか読んでると、ふと膨らんでくるんですよね。
主人公は男子校に通ってて、そこに突然の転校生、その正体は幼い頃結婚の約束した幼なじみでした――みたいな。勿論、腐った展開にはなりませんので悪しからず。
最近っていわゆる“男の娘”作品多いじゃないですか。それに触発された形になるのかも。この際逆の方がやりやすい、っていうのと、ハーレムものはどうしてもうまく書けそうにないというのがあって、そうなったのですが(ならマブラヴSSはどうなんだ、って話ですが)。
まあ、当分書くつもりないですけどね。実際問題、忙しすぎてそれどころじゃなかったりします。
……この分だと、今月中の『andante』更新は難しいかもしれません。現在再度書き始めてようやく3000字程度。プロット自体はある程度頭の中で出来上がっているのですが、それを形にする時間が絶対的に足りていません。
当分はバイトする時間さえなさそうという状況なので。
もし本当に今月中に更新出来なかった場合、『はーふ・あんど・はーふ ぷらすいち。』の掌編辺りを二つほど公開しようと考えています。


読書
『夏への扉』/『The Door into Summer』(ロバート・A・ハインライン/Robert A. Heinlein)

日本語版と英語版両方読みました。
SF作家の巨匠ハインラインの最高傑作とも名高い、古典SFの名作。あまり沢山のSFを読んできたわけではありませんが、確かにこれは数あるSFの中でもトップクラスであると言わざるを得ません。
タイムマシン・タイムパラドックスを扱った作品は数あれど、これを上回る作品はそうそうないでしょう。
詳しくはネタバレになるので書きませんが、SFに興味があるのであれば、是非とも読んで欲しいところ。
尤も、ネタバレの先入観なしで読んで欲しいとも思いますが、ネタバレされていたとしても十二分に楽しめる作品なのですが。
毎回間が開いてしまう…
お久しぶりです。

先週は合宿でした。サッカー部の。
やはり三年間というブランクは長かった。体力が全然足りない。それでもどうにか三泊四日のサッカー漬けの日々を乗り切り、足の捻挫という怪我を土産に帰投。
かなりきつかったですが、楽しかったです。
自分の課題とかも改めてちゃんと見えてきましたしね。あとは意識を行動に反映させるだけ。まそれが一番難しいわけですが。

そしてお金がない。割と切実に。
今月発売の新刊とか、未だに一切手を付けてませんし。ガンガンすら買ってないという。……いっそ、このままガンガンも買うのやめちゃいましょうかね。ガンガン買うの控えれば、文庫本一冊分あるいはコミック一冊分のお金が浮きますからね。
ガンガンで好きな作品については、これからコミック集めていけばいいかなー、と。具体的には『鋼の錬金術師』、『ソウルイーター』、『屍姫』、『Doubt -ダウト-』、『清村くんと杉小路くんろ』、『マテリアル・パズル』あたり。
……こうして見ると、あまり今のガンガンに期待してる作品ってなかったんだなあ、と気付かされますね。大抵の作品はなんだかんだで楽しんで読んでるわけですが。それでも、単行本集めようと思うほどの作品はこれくらいだった、と。
毎年7〜9月は小説にしろ漫画にしろ色々と出るので、この時期はお金のやりくりが大変なんですよね。バイトして稼がないと。
さっさと『BLACK LAGOON』関連を買わないと、来月が苦しい……。『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』とか、個人的目玉商品もありますしね。
ところで、禁書目録はまた間が開くんでしょうか。鎌池さんといえば異常な速筆なはずなのですが、前巻が6月。それからさらにまた四ヶ月というのは、鎌池さんの場合逆に異常なように感じられてしまいますね。漫画の方も、単行本出るほどストックないですし。どうしたんでしょ。アニメに合わせてってことなのかもしれませんが、それなら9月とかの方が効果的っぽいしなあ……。
まあ、『ダブルブリッド』を延々待ち続けた人間にとっては、三ヶ月四ヶ月なんて長いの内に……入りますね、やっぱり。鎌池さんの場合なんか特にですが。

んで、先週末から今週にかけては徹底的にバイト。午後一杯が塾講師のバイトで埋まってます。
割はいいんですが、やっぱりちょっと大変。基本的に立ちっぱなしの仕事ですし、何より人に物を教えるっていうのがどれだけ難しいことなのかを痛感しました。
昔お世話になった先生方がどれだけ偉大な存在なのか思い知らされます。
学校の先生になりたいという人は、塾講師で物を教える経験というものを積んでおいた方がいいかもしれません。
慣れてくると、これがけっこう楽しかったりします。


読書
『四季』シリーズ(森博嗣)

他……何か読んだ気がしないでもないけど、すっかり忘れてますね。
まあ、それだけこの作品の印象が強かったということで。
S&MシリーズとVシリーズを繋ぎ、そして二つの一連の物語に終止符を打つ、真賀田四季の物語。
二つのシリーズの人物関係や背後を明らかにするとともに、真賀田四季という人物の特異性、超越性を浮き彫りにする。
これを読んだ感想は、ただただ「すごい」の一言に尽きます。陳腐な言葉ではありますが、これ以外に何も思い付かないくらい、『四季』という作品は飛び抜けている。
『すべてがFになる』の時点で全てが組み上げられていたとしか思えないような、あまりにも緻密な物語の裏で暗躍する――周囲が勝手に動いているだけのようなものですが――真賀田四季。文章を読んでいるだけで、一人の天才がそこにいるような錯覚に陥るほどです。
この作品に対しては賞賛以外の言葉が思い浮かびません。
このような素晴らしい物語と出会えたことに感謝。


小説
さて、今日もまたどんどん長くなってきましたが、創作小説について。
なんだかんだいいつつ、結局『マブラヴ』の方にかかり切りになっているのが現状だったりします。
『andante』の方もネタは練っているんですが、あまり捗らないんですよね。現在3000字程度で停止中。
そしてこういう時に限ってやって来る新作ネタ。兄と義妹の割と真面目なお話と、突然壁をぶち破って現れた自称メイドロボこと世界最悪の戦闘用アンドロイドのお話。まほろさんみたいな貧乳コンプレックス以外完璧ロボだったりはしません。ほんとにダメダメロボ子になる予定。ただし魔神ブウ子みたいに体重にコンプレックス抱えてもいません。
「もしもし、親父? 今お茶の間を騒がせてるモスト・センセーショナルな暴走ロボ娘が我が家に襲撃仕掛けててオレの命風前の灯火でアイ・アム・ダイイングな状況なんだけどこれどうすればいいかな?」
から始まるロボ(女)×人間なラブコメっぽいお話。
昔はラブコメとかコメディは苦手だったはずなのになあ……。
今じゃコメディが一番書きやすかったりします。まあ、コメディとシリアスが完全に分化しちゃってるんですけどね。
どうにか融合させられるようにしたいところ。
前回の続き?
微妙に前回の言い回しの件と重複してますが。最近、ダブルミーニングなタイトルを考えることが多いです。

・クライ……cry/暗い
・Long……長い/切望する
・Tear……涙/引き裂く
・Leaves……葉っぱ/別れる
・セイバー……Saber/Savior
・Xi……ξ/11
・I'll……いる/ill
・最悪/災厄

みたいな感じ。最後二つちょっと無理ありますけど。ダブルミーニングというより、音が似てるだけですし。
メモ帳というか、ネタ帳で見付けたタイトルだと、『今、愛に生きます』とか。言うまでもなく市川拓司『いま、会いにゆきます』のパロディというかオマージュなタイトルですが。
タイトル系のネタは、ほんと突拍子もなく思い付いたものとか、ふと見付けた楽曲名やサブタイトルの類をメモしてるので、唐突に自分でも驚くようなのと出会したりします。

・Always With Me,Always With You
・Love Song Titled "Good-Bye"
・贋者の本当
・陽炎の街、影絵の夜
・きっと明日は来ない/Evar Lasting Lie
・消え行くあなたに薔薇を
・The Faintest Hope
・ゆめのおわり。/The End of Lie
・ライク・ザ・ピーターパン
・時間ごと止めて、恋。

てな具合。
これ見てるだけで、自分が当時何に影響受けてたのかとか、けっこうよくわかります。
あと、一時期邦題に英題で副題付けようとしてたんだってこととか。『消え行くあなたに薔薇を』は城平京『名探偵に薔薇を』の影響でしょうし、『Love Song Titled "Good-Bye"』は『最終兵器彼女』で使われてた『The Last Love Song』が元だったような気がします。『贋物の本当』は『Fate/stay night』か『Tales of the Abyss』かな?後者プレイしてませんが。
……個人的に、『時間ごと止めて、恋』がどこから出て来たのか、非常に気になるところ。僕の頭の中からこの手のロマンチックなタイトルが出て来るとは思えないので、何かしら影響を受けたものがあったんだと思いますが。ちなみに『The Faintest Hope』は「一縷の望み」の英訳。何かで調べたんだと思います。


タイトル以外の断片的なネタ書きですが、割とこちらも歌を元にしている場合が多いですね。特にアニソンだったりする場合が多いのはご愛敬。
元々何らかの物語と接点がある歌詞なことが多いので、イメージを膨らませやすいんですよね。
あとはやっぱり他の作品だとか。二次創作について語った時に触れたように、「自分だったらこの時こんな台詞言わせるのに」とか「自分だったらこう繋げるのに」みたいな、そういうイメージをとりあえずメモっておきます。それが積もり積もって、現在合計短編三、四話分ほどの分量に。
読み返してみると、自分でもいいと思うのがあったりします。こういうのって、冷静になって見直してみると微妙だったりすることが多いのですが、ごくたまに。
以下一例。

 君はいつだって僕の憧れで。ずっと、その背中だけを追い掛けてきた。
 けれど、君はもういない。
 目指すべき背中は、もう見えない。
 ――それでも、僕は。
 僕は、前に進むよ。
 君の残してくれたものを無駄にしないために。君の切り開いてくれた道を、今は振り返らずに進もう。前を見て、まっすぐに。
 目蓋を瞑れば、今だって君の背中が想い描ける。
 その背中に恥じないように。
 いつか振り返ったとき、君に笑顔で僕の背中を見守ってもらえるように。
 前を見て。さあ――進もう。

これは多分中川翔子『happily ever after』の歌詞から連想したもの。
カミナの死を乗り越え、再び立ち上がったシモンが、確率時空の中で再びカミナと出会い、「あばよじゃねえ、一緒だろ!」と告げたシーンを思い描きながら書いた気がします。
続いて何を血迷ったのか、

「綺麗な顔してるだろ、デレてるんだぜ、それ……」

とか。元ネタが何かとか、言うまでもありません。ていうか、我ながらネタにするにしても不謹慎すぎます。

 ――ずっと、正義の味方に憧れていた。
 子供の頃から、ずっと。この年になっても、未だに。
 ……けど、わかっている。わかってしまっている。俺は、正義の味方になんかなれないって。
 だって。
 大切な人たった一人さえ、護れないんだから――。

確か、これはワタメシ。最終回一個手前の対決シーンだった気がします。
この瞬間の真弥は最高に輝いてました。あのモノローグとか神。
あと、Fateもですね。Fateとワタメシを組み合わせただけ、って感じなので没っぽいです。
以下、特に元ネタとかないやつです。

「……あのですね、先生。客人としてもてなせとか、舐めたこと言いませんから、せめてビーカーコーヒーは勘弁して下さい」
「なんだ、不満か? ちゃんとドリップ式だぞ?」
「綺麗なビーカー使ってるってことはわかってるんですけど、やっぱり生理的に受け付けないっていうか。……そもそも、濾紙をフィルターにしてる時点で間違ってます」
「だが仕方ないだろう? これであれば備品として申請出来るからな。それに、ビーカーでコーヒーを飲むというのも理科の先生っぽいじゃないか」
「……先生、物理ですけどね」
 なんで物理準備室にビーカーあるんだよ。

きっとノンフレームの楕円形の眼鏡掛けて、長い髪を無造作に引っ詰めた、タートルネックセーターと黒のタイトスカートに白衣でハイヒールの美人物理教師です。何故こんな具体的なのか、我ながら謎すぎます。
とりあえず理科教師はビーカーコーヒーだと思うんだ。

「あ、ああああ、あの!」
「……取り敢えず落ち着け?」
「うううう、うん。えっと……て、てて――手、繋がない!?」
「手? 別にいいけど」
「……こうもあっさり手を差し出されると、悩んだのが馬鹿みたいなんだけど」
「ならやめるか?」
「是非繋がせて!」

いちゃつく恋人シリーズ。初々しい関係、けど男はやけに沈着冷静、みたいな。たとえるなら《わたしの初恋成就、けれど相手は完全無欠に無感動!》みたいなっ! ……巫女子みたいにはいきませんね、うん。
んで、次ラスト。主人公は転校生の設定で。自分の席指定された時。

「……なんでこんなちっこいのいんのさ」
「ちっこい言うな」
「いや、だってちっこいし。……つーか、お前いくつだよ。実は小学生でしたとかいうオチ付けんじゃねえぞ」
「失礼ね。あたしは立派な高校生よ。十歳だけど」
「小学校に帰れ」
「飛び級なめんな」

これで恋愛とかラブコメ書くつもりはありません。俺はロリコンじゃない。好きになった(ryっていうネタでもありません。
これでラブコメ書いたら流石にまずいかなあ、と思いとどまりました。何らかの形で使う気満々ですが。


お買い物
『おいしいコーヒーのいれ方』10巻(村山由佳)
とうとう第一部完。


読書
『燃えよ剣』下巻(司馬遼太郎)
『ARMS』全22巻(皆川亮二)
『スプリガン』文庫版全8巻(絵:皆川亮二 原作:たかしげ宙)

部下想いな歳三さんの優しさに涙。
小姓市村鉄之助を江戸に送り返したり、斉藤一や松本捨助を江戸に向かわせたり、総司を見舞わせたり。鬼副長の中の人間らしさというか、この人にとって、新撰組っていうのはやっぱり掛け替えのないものだったんだなあ、と。
終盤、夢のシーンは本気で泣きそうになりました。
淡々とした語り口で進む辺りはいかにも伝記モノ。時折作者の脚注みたいなのが入ったりして。やっぱり新撰組っていいなあ、と思いました。
司馬遼太郎の作品は持ってないので、折角だから買ってみようかしら。

『ARMS』と『スプリガン』はヤバい。面白すぎる。マジ凄いです、この人の作品。
原作者とか原案協力者は違いますが、どちらも極近未来SFファンタジー。
戦闘シーンは静的なコマと動的なコマとが同居していて迫力がありますし、魅力的なキャラクターばかりで。
それに、主人公が一貫してるのもポイント。
個人的には『ARMS』の方が好き。ああいう日常から非日常に叩き落とされて、絶望の淵を彷徨いながら日常へと手を伸ばす、みたいなストーリー大好きなので。
しかし問題が一つ。

――『ヴァイアラス』の設定がかなり被った。

……今更作り直すつもりもないですけどね。